2013年129杯目 半田市 『さくら』

店舗情報

店名 麺屋 さくら
住所 半田市出口町1-45-16 (地図)
電話番号 0569-23-4741
営業時間 11:00~15:00
定休日 火曜、水曜
駐車場 あり

本日の1杯

メニュー名 じんわり煮干しクリスタル
価格 880円
見た目 気品が溢れており、侘び寂びのある閑寂な佇まい
スープの種類
麺の種類 細ストレート
具の種類 ネギ・メンマ・チャーシュー・海苔・玉子・水菜

感想

この日は、自身のプロデュース企画の限定麺目的で【さくら】へ。
そう、前回の【ぼだい】の記事でも紹介した〖Oi!ラーメン企画〗の1杯です。
テーマである「Oi!ラーメン屋!~煮干を使って旨いラーメンを喰わせろ~」
もちろん【さくら】もテーマに添って煮干しを軸にした1杯の提供です。
商品名は、じんわり煮干しクリスタルという如何にも良さげな響き♪
私なんぞの企画に、ここまでの渾身の1杯を提供いただけるなんて感無量。
いやはや、本当に主催者冥利に尽きるってもんで感謝感激ですよ。
さてさて今回の商品は、かけスタイルでいただく限定麺との事です。
まさに小細工無しの剥き出しのラーメンですから真っ向勝負ですね。
何と言うか、これぞ【さくら】の真骨頂という感じなので楽しみです。
それではいただきます。

スープは、テーマである大量の煮干しの旨味を適温でじっくり抽出。
その大量の煮干しを1匹ずつ頭とワタを取り除いて丁寧に下処理。
更にそれを輪をかけて丁寧に濾してエグ味を除去します。
そうして仕上げた煮干しに
昆布と少量の節を加えて生成された出汁。
驚くのはそれだけでなく、もう1つは敢えてタレを不使用にしてある事。
出汁のじんわりした旨味を生かす為、にがり成分の少ない精製塩のみで調味。
こだわりはそれに尽きず、更には香味油まで使用していない部分。
つまり繊細で微妙な味と香りを損なわぬ様に、油脂まで一切不要な訳です。
心底、大将の引き出しの多さには驚嘆の連続ですよね。
淡さと奥床しさ、止め処ない深みと品位に敬服して心惹かれる味わい。
そして僅かな煮干の苦味を旨味として使った辺りは、まさに滋味!
日本人ならば、誰もがしみじみするスープに仕上げてありました。

麺は、茹で加減を柔めになる様に設定されているそうです。
これには理由があり、柔めに茹でる事でスープとの一体感を生む。
こういった大人のたしなみ的な楽しみ方も出来る心遣いが素晴らしい。
それからトッピングがスープと麺の仲を裂かないのもイイですね。
遮る物が存在しないので、純粋に麺とスープの調和を味わえます。
麺肌のきめ細やかさに啜り心地に舌触りに食感に喉越し。
その何もかも全てが時空を超越したかの様な旨さでした。

具材は、前述した様に完全に別添で提供されます。
予め味が付いてるので箸休めや一品料理としてそのままいただけます。
お好みで具とスープを口に含み、口の中で併せる事も出来ますね。
低温真空調理の前バラチャーシューは、いつも以上に気合が入っています。
【さくら】は、世の中にレアチャーシューが広まる前の黎明期から提供。
その為、歴史も長く自慢の一品ですからその味わいは至高で極上。
薄く赤みが差し、赤と白の中間色だが桃色とも言えない絶妙な色合い。
しっとりした舌触りに確かな食感と噛み締めれば溢れる旨味が最高!
玉子もお手本の様な味玉で、素材の旨味を活かした味付けが絶品!
白ネギと水菜のみ、折角なので後半でスープに投入しました。
水菜はあっさり感に拍車をかけ、白ネギは物凄くスープに合っていました。

〆は、ランチサービスで無料のご飯を敢えてダイビングセントーンせず。
ご飯の上からスープをかけて、お茶漬けならぬスープ茶漬けスタイルに。
これまた最強の締め方で、サラサラとリズミカルにいただけました♪
まさに究極のラーメンに相応しい心の琴線に触れる1杯でした。
これが今まで食べたラーメンの中で1位だと自信を持って言えます!
では、引き続き残りの【昭和呈】の記事もお楽しみ下さい♪

ありがとうございました

ではでは皆様、また次回の更新でお会いしましょう!
その時まではも・ち・ろ・ん・・・トーーランキーーロ!!あーーっせんなよ!!
アディオス!!

 

麺屋さくらつけ麺 / 住吉町駅半田口駅知多半田駅

昼総合点★★★★★ 5.0

タイトルとURLをコピーしました