２０１３年１６８杯目　常滑市　『昭和呈』

店舗情報

本日の１杯

感想

この日は、常滑市の【昭和呈】に期間限定麺狙いで訪問しました。
その今回の限定麺とは、前代未聞のウニのラーメン。
食材も稀少な為、提供可能な日と提供出来ない日があるそうです。
しかも数量限定なので、事前に電話にて確認される事をオススメします。
因みに、この限定麺について昨年の秋に大将に少しお話を伺っていました。
その時は、仕入先の交渉段階だったので提供するかはまだ未定でした。
使用する予定のウニも、当然クオリティーが高いものを求めていたそうです。
半端な物では納得出来ないので、仕入れ交渉も難航したそうです。
その後、高級な寿司店と同等のウニが仕入れ可能に交渉が纏まったとの事。
流石は、使用する食材に妥協を許さない【昭和呈】ですよね。
そういった経緯を経て、遂に完成の一報が入ったので訪問した訳です。
それではいただきます。

スープは、前述した様にウニを軸に構成されています。
そもそもウニを軸にするなんてラーメン業界初ではないでしょうか？
まぜそばやつけ麺ではなく、ラーメンのスープですから奇想天外摩訶不思議。
見た目だけでなく、口にすると尚更仰天の味わいが待っていました。
ウニのまろやかな甘味と苦味が混在し、丼の中に完璧に凝縮。
きちんとウニを主張するどころか、そのまま食べているかの様に錯覚する程。
しかし、それでいてラーメンのスープになっているから凄いんです。
味ももちろん美味しいし、高級感も味わえて最高でした。

麺は、一体感という言葉では片付けられない程にスープが纏わり付きます。
きっとエスプレッソの様に泡立っているからでしょうか？
啜るとズズズと音を立てて、スープを飲む様な感覚で口に入ってきます。
更には低加水なので吸い上げも良く、歯切れもバツンと軽快でした。

具材は、イクラと水菜のみとストイックなまでに減らしてあります。
これはウニの旨味を殺さない様に細心の注意を払っているからでしょうね。
ウニと同様に、高級寿司クラスのイクラはプチンと弾ける旨さが最高！
水菜は彩りに華を添える為であり、スープには影響を与えません。

いやはや、大将の技術を極限まで注いであるかの様な物凄い１杯でした。
前人未到の境地と言うか、誰も見た事の無い進化系のラーメンですよね。
余りにも稀少なので、まるでオーパーツを発見した感覚でした（笑）

ありがとうございました

ではでは皆様、また次回の更新でお会いしましょう！
その時まではも・ち・ろ・ん･･･トーーランキーーロ！！あーーっせんなよ！！
アディオス！！

麺房 昭和呈 （ラーメン / りんくう常滑駅）

昼総合点–